猫に一泊お留守番をしてもらった時のこと

ペットがいると「旅行に行けなくなる」と思ってましたが、その限りでもないようです。猫達をお迎えして4ヶ月経った頃、夫と2人で一泊旅行へ出かけてみました。今回は、そこで準備したものと猫達の様子を書いてみます。

猫のお留守番1泊なら問題なし?

動物愛護の国として知られる英国は、52%の成人がペットと暮らし24%が猫を飼っているという統計が出ています(獣医チャリティPDSAより)。それでも夏になると皆こぞってホリデーに出かけているので、どのように折り合いをつけているのか調べてみました。

インターネットで検索をかけてみると、ペットフード企業をはじめ多くのサイトが、猫がお留守番をできるのは24時間程、新鮮な飲み水と餌、トイレの準備をしておけば問題ないとしています。

かかりつけの獣医にも聞いてみたのですが、環境を整えておけば一晩くらいは大丈夫ということでした(仔猫や特別なケアが必要な場合はこの限りではない)。

ただし、24時間以上家を空ける場合は、家族や友人、ペットシッターさんなどの利用が推奨されてます。英国では、猫は社会性のある生き物であり、退屈や寂しさはストレスになると考えられているようです。

ペットシッターは地域ボランティア(有料)なども多く、我が家でもいつか利用すると思います。

ペットホテルもあるけど、他の猫が苦手な子もいるので、個体の性格に合わせて選択してあげてと保護団体からアドバイスを受けたことがあるよ。

猫達のお留守番準備

家を空けるにあたって買い揃えたものがいくつかあります。猫用のウォーターサーバーとオートフイーダー、それから見守りカメラを設置しました。

また、キャットフラップ(猫用出入口)はロックせず、いつも通り24時間外へ行き来できるようにしておきました。室内の猫用トイレは最近あまり使ってない様子ですが3箇所用意してあります。

それらについて、もう少し詳しく書いていきます。

猫用ウォーターサーバー

猫の飲み水はこまめに取り替えるようにしているのですが、それとは別に、猫用の噴水を2タイプ2箇所に置いてます。その噴水は単に水を循環させているものなので半日も置いておくとぬるくなり、常に空気に触れるため腐敗も早そうな気がしてたので、ウォーターサーバーを買ってみました。

ペット用ウォーターサーバーは常に器に水が溜まるタイプが主流で、長時間置いておくとやっぱり埃が浮いてしまうのですが、噴水タイプよりは幾分マシに感じられます。

試しに2、3日使ってみるとフードが水の中に落ちてることがあったので、フードから少し離して置きました。3匹とも使ってくれてたのでほっとしました。

オートフィーダーは2種類

ルーシーが食物アレルギーを持っていることを除いては健康トラブルの無い我が家の猫達、時々焼いた魚やホタテをあげますが、普段はドライフードを食べてます。食事の時間は決めておらずいつでも食べれる状態にしてますが、湿気ったり空気に触れる時間が長いと美味しくなくなるようなので頃合いを見て新しいものに換えてます。

購入したオートフィーダーは2台です。壊れたり停電などで機能しなくなった時を考慮して、電気式と電池で動くタイプをそれぞれ用意しました。

オートフィーダーはフードが出る時結構な音がするので警戒されてしまうかなと思ったのですが、案外面白がっていたようにも見えます。

さらにいつものフードボウルに多めにドライフードを入れておきました。それも食べていたようです。

見守りカメラ

室内用の見守りカメラを猫の餌場とキャットフラップ付近2箇所に設置し、時折猫達の様子を伺っていました。心配というよりは興味本意のストーキングに近いのですが(汗)オートフィーダーの餌を食べウォーターサーバーの水を飲んでいる姿を見るとホッとしました。

ただ、誰も居ない家に帰ってきていつも通りニャーと鳴き佇んでいたクイニーの映像を見た時は切なくなってしまいましたが…。

帰宅した時の3匹の様子

家を空けたのはたった1日だったとはいえ、帰宅後の私に対する猫達の様子は今までとは少し違っていました。やっぱり寂しかったと思います。

人間が大好きなタビサはルーシーにやきももちを焼き意地悪な態度を取ることがあったのですが、少しだけ改善されたように見えました。また、元々あまり感情を出さなかったルーシーはゴロゴロと喉を鳴らしながら私達の帰宅を歓迎してくれました。

しかし、私が庭に出るといつも嬉しそうに寄ってきたクイニーはこの日、庭に出てきた私の姿を見てすぐに塀の向こうへ消えてしまいました。その後名前を読んでも姿をあらわさなかったり、家の中に入ってきてもいつものようにニャーと言わなくなりました。

その後一ヶ月以上経った現在、タビサは相変わらずですが、ルーシーはすっかり甘えん坊で抱っこも嫌がらなくなりました。クイニーは、以前どおりに戻ったような、でも少し違うような気もしています。

いろいろ思うところはありますが、今後も私は旅行へ行くことはあると考えているので、猫達には徐々に慣れていってもらい、また、私自身も慣れていきたいところです。

【最後にお留守番する時に、仲間が居たほうが心強いかな?と思ったのも多頭でお迎えした理由の一つです。多少のイタズラや粗相は気にしないので、人間が留守の間も猫同士で楽しくやってくれたら嬉しいなと思います。