お腹が弱い猫を動物病院で診てもらうと…

3匹の猫達が連れてこられた日、保護団体のスタッフから「1匹お腹壊しているのでこの餌をあげて」と消化器サポート療法食を渡されました。その時ルーシーに鶏肉アレルギーがあるとは、誰も思っていませんでした。

アレルギー

お迎え当初から下痢をしてた猫

ルーシーがうちへ来た時は生後半年くらいのまだ子供の猫でした。連れてきてくれた保護団体の人からお腹を壊していると聞いた時、お腹の弱い仔猫は多いと聞くし、実家の猫もそうだったのであまり気にしてなかったのですが、食中毒のような水分の多い下痢がポタポタと漏れるような状態が続き、ルーシーはいつも必死で舐めていたのが可哀想でした。

そして消化器サポート療法食と茹でたチキンをあげ続け一週間経つ頃には、良くなるどころか鮮血が混るようになり、保護団体直営の動物病院へ連絡しました。

保護団体と二人三脚

元々聞いてなかった体調不良は、保護団体が協力してくれることになってます。我が家で迎えた猫達も健康には問題無いということだったので、早速保護団体併設の動物病院に連絡し予約をしました。その後、保護団体の担当者から電話を貰い「茹でたチキンと療法食以外はあげないように、市販のおやつやミルクなども一切ダメ」とアドバイスを受けたのですが、そこは食に煩い日本人ちゃんと押さえてますと思いつつ、気にかけてくれていたのは心強く思いました。そして、診察費は払わなくて良いという事、結果がわかったらまた連絡をするように言われました。

保護団体の助言どおり、鶏肉を圧力鍋で柔らかく煮てあげたのですが、それを食べた後は特に鮮血混ざりだったり透明な粘液が混ざったような変な下痢をする事が多いように感じてました。

動物病院での診断

保護団体が運営している動物病院で2度診てもらいました。お世話になった2人の獣医の先生はどちらも外国訛りの英語を話してましたが、ネイティブではない私にも優しくわかりやすく説明してくれました。

動物病院最初の受診

動物病院へ連絡した時、3日分の糞を集めて持ってくるようにと言われました。

我が家には猫用トイレは3つあり、どれを誰が使うかは決まってません。トイレのほうから気配がすれば確認に行き、ルーシーが糞をしたらすぐにそれを集めてジップ付きのビニール袋に入れ、時間と直前に食べたものを書いておきました。当日はそれを持ってルーシーを連れ、タクシーで動物病院へ向かいました。

動物病院では虫下しの薬を処方され、3匹全ての猫に5日間飲ませるように、そして糞の検査結果が出たらまた連絡すると言われました。

薬は注射のようなもので口の中に入れると聞いてましたが、猫達はだいぶ慣れてきていたとはいえやっと撫でることができる程度、爪のがものすごく伸びていたので、薬は彼らの大好物の茹でたチキンに混ぜて食べさせました。

動物病院2度目の受診

2週間ほど経ってから、糞の検査結果は全て異常無しと連絡がありました。しかし、お腹の調子は全く変わっていないため再度診察を受けることになりました。

私は毎日、何時に何を何g与えたかなどの記録を全て取っていたので、それを持って行きました。そして獣医の先生に、フードはロイヤルカナンとピュリナプロプランの消化器サポート療法食、時々茹でた鶏肉をあげてるが、鶏肉をあげた後は特に酷くなる気がすると伝えてみました。

先生の回答は、体重は前回よりも増えているし熱も無く痛みを感じている様子は無い。元気もあるということであれば、精密検査を必要とするような深刻な病気、もしくは、チキンアレルギーの可能性がある、ということでした。

そして、獣医の先生の指導に従い、鶏肉の成分が入っていないフードを与えるという「除去食」を試すことになったのですが、最終的にルーシーのあれだけ酷かった下痢が止まりました。

ルーシーはチキンアレルギーでした。

除去食をどのように試していたかは、こちらに詳しく書いてます↓

【最後に】まさかと思っていましたが、病気ではなくて本当によかったです。チキンアレルギーのルーシーが食べてるフードについてはまた別に記事で書いていきます。