チキンアレルギーを持つ猫とキャットフード

今回は、鶏アレルギーを持っている我が家の黒猫ルーシーの食べているフードについて書いてみようと思います。お迎えしてから約6ヶ月、右往左往もしましたが最近は原材料の細かい文字を読むのにも慣れてきました。

鶏肉アレルギー

個体に合ったキャットフード

猫を飼った経験がある人はご存知だと思うのですが、キャットフードは大きく分けて、子猫用、子猫&成猫向け、成猫向け、シニア向け、そして体質や病状によって調整された療法食があります。アレルギー体質の猫向けの療法食には、タンパク質が分解されているタイプのものと単一タンパク質で作られたものがあり、前者は成猫向けが多いようです。

チキンアレルギーを持っている猫ルーシーの年齢は正確にはわかりませんが、お迎えした時は生後半年、保護された当時は月齢おおよそ2、3ヶ月と思われます。沢山の成猫に混ざって食べ物を取り合う環境で暮らしていた小さな猫です。

子猫用と成猫用のフードはそれほど変わらないとはよく聞きますが、生後一年も経っていないルーシーには子猫に必要な栄養がしっかり摂れるフードを食べさせてあげたいと思いました。

ルーシーが食べてるフード

キャットフードの原料といえばまず鶏肉、ターキーやダックなどの鳥類(Poultry)とサーモンなどの魚が一般的です。そして、魚味のフードにも鶏肉や鶏の成分が含まれている場合が多いようです。

アレルゲンはタンパク質にあるためグレイビーや油には反応しないとも言われてますが、個体差があるようにも思います。ルーシーは鶏(鳥類/Poultry)に関するものが原料に一切入っていないフードが合うようです。

以下は、ルーシーが問題なく食べることができたフードです。チキンアレルギーを持っている、またはその疑いがある猫の飼い主さんの参考になれば嬉しいです。

子猫&成猫向け

<カナガン ・サーモン> 英国のキャット&ドッグフードメーカーCanaganのサーモン味。原材料はヒューマングレードでグレインフリー。粒は大きいというほどではないのですがボールのように丸っこく、我が家の小さな猫達には食べにくかったかもしれません。

<オリジン・シックスフィッシュ> カナダChampion Petfoods社で作られているオリジン。原料の85%が魚、うちの3匹は割とよく食べてます。粒が小さく食べやすそうです。

<アカナ・パシフィカ> アカナもオリジン同様カナダChampion Petfoods社で作られており、粒もオリジンと同じサイズです。原料の75%が魚、オリジンよりも軽めの味かはわかりませんが、色も形もほぼ同じです。

<イノセント・サーモン&ツナ> the innocent HOUNDのエアドライフードです。ジャーキーのような状態で粒はかなり大きめの三角形、そのままでは口をつけないため小さく切って水にふやかしてからあげてました。アレルギーは出ないのですが食いつきがイマイチなのと、エアドライって干した魚?と考えると腎臓への影響が気にならないといえば嘘になります。

<TROVET ハイポアレルジェニック ウサギ> TROVETはオランダのペットフード会社です。ハイポアレルジェニックシリーズは単一タンパク質よりつくられているもので、ウサギ以外にも鹿や羊、馬、魚とターキー、そして虫がベースのフードもあります。我が家の猫達が魚に飽きてきたようなので試しにウサギを与えてみると問題無く食べてくれてます。テトラポットのような形の小粒です。

成猫向け

<ウエルネス コア・スタビライズド サーモン> Wellness Pet Companyはアメリカのメーカーで、このスタビライズドシリーズは日本で販売されているのかは不明ですが、高タンパクでグレインフリー、シニアにも良いみたいです。うちの猫達は飽きずに食べてるようなので現在オリジンやアカナと一緒に与えています。粒のサイズはオリジンやアカナより少し小さめ、毛艶が良くなったように思います。

<ウエルネス コア・アダルト オーシャン> Wellness Pet Companyの室内猫用のもので、これもアレルギーは出ないのですが、うちの猫達はあまり好みではないらしいです。

<アプローズ・オーシャンフィッシュウィズサーモン> Applawsはナチュラルペットフードをポリシーとしている英国のメーカーです。タンパク質50%のグレインフリー、粒のサイズは小粒で食べやすそうです。

【最後に】現在は魚とウサギのフードを与えてますが、少しずつバリエーションを増やしていければと思っています。アレルギーは大人になったら落ち着く場合もあるようなので、様子をみながら。